EXPO 2025 OSAKA, KANSAI|未来を体感する建築の旅

先日、HAJIMARI ARCHITECTSのメンバーで大阪・関西万博を訪れました。

 

世界中の人々が描く「未来社会」を、実際に身体で感じる貴重な機会になりました。
一つひとつの建築が、国や文化の物語を語りかけてくるようでした。

 

印象に残ったのは、日本館。
木の構造材CLTが円を描くように重なり、「循環」というテーマが建築そのものに宿っていました。
バイオガス発電や微生物による循環の過程を自然と体験でき、中を進むうちに自分自身もその循環の一部になっていくような感覚になりました。

 

布のファサードをまとったフランス館。
光や水と呼応しながら、展示と空間が静かに連続していく構成が美しく、“歩くことで物語に包まれる”ような体験でした。

 

サウジアラビア館の圧倒的な造形、バーレーン館の木組の美しさ、そしてチェコやウズベキスタンの精緻な空間構成も印象的でした。

 

会場全体を包み込む大屋根〈リング〉では、海と都市の風景が重なり合い、“建築とは形ではなく、体験を設計すること”という言葉が少しずつ実感に変わっていきました。

 

光の射し方、風の抜け方、素材の手触り、人が立ち止まる場所──
そのすべてが記憶に残る風景をつくり出していました。

 

今回の研修旅行を通じて、「人の心に残る体験をどうつくるか」という問いを、あらためて胸に刻みました。

 

これからも私たちは、土地や文化、人の思いを大切にしながら、安心して時間を重ねられる建築を、丁寧に紡いでいきます。

 

HAJIMARI ARCHITECTS

研修旅行チーム一同

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